典拠(読み)てんきょ

精選版 日本国語大辞典 「典拠」の意味・読み・例文・類語

てん‐きょ【典拠】

〘名〙 頼りにできる根拠。正しいよりどころ。出典典故故実
※艸山集(1674)一・古文真宝諺解大成叙「典拠分明、繁簡得宜」
女方(1957)〈三島由紀夫〉四「新作は『とりかへばや物語』を典拠にした平安朝物で」 〔春秋穀梁伝‐序〕

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デジタル大辞泉 「典拠」の意味・読み・例文・類語

てん‐きょ【典拠】

頼りにできる根拠。文献などにみえる、しっかりしたよりどころ。「典拠を示す」
[類語]根拠原拠拠り所証拠理由しょうあかししるし証左証憑しょうひょう徴憑ちょうひょう徴証明証確証実証傍証裏付けねた原典底本原本原書テキストオリジナル原作出典種本異本写本類書流布本海賊版抄本校本定本

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普及版 字通 「典拠」の読み・字形・画数・意味

【典拠】てんきよ

実証の根拠とする文献。晋・〔春秋穀梁伝集解の序〕梁傳を釋する、十家にしと雖も、皆膚淺(ふせん)末學にして、師匠を經(へ)ず。辭理典據、るべき無し。

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