其の上(読み)ソノカミ

デジタル大辞泉 「其の上」の意味・読み・例文・類語

その‐かみ【×其の上】

(副詞的にも用いる)
過ぎたその時。当時。
「―倫敦ロンドン留学中」〈漱石・満韓ところどころ〉
事の行われた、その時。
「今一人は手をとらへて死にけり。―親いみじく騒ぎて」〈大和・一四七〉
[類語]一昔過去以前かつ在りし日往年往時往日旧時昔日せきじつ昔時せきじ昔年せきねん往昔おうせき往古古昔こせきいにしえ古く当時前前かねてかねがね何時か既往これまで従来従前し方先年当年一時一頃その節先に当時古来あらかじめ前以て年来旧来在来その昔太古千古大昔

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

線状降水帯

線状に延びる降水帯。積乱雲が次々と発生し、強雨をもたらす。規模は、幅20~50キロメートル、長さ50~300キロメートルに及ぶ。台風に伴って発達した積乱雲が螺旋らせん状に分布する、アウターバンドが線状...

線状降水帯の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android