兵乱(読み)へいらん

精選版 日本国語大辞典 「兵乱」の意味・読み・例文・類語

へい‐らん【兵乱】

〘名〙 戦争による世の中の乱れ。戦乱。ひょうらん。
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外「国勢四分五裂して一定政府なく兵乱の禍に苦むこと久しければ」

ひょう‐らん ヒャウ‥【兵乱】

〘名〙 戦争のために起こる世の中の乱れ。また、戦争。戦乱。へいらん。
将門記(940頃か)「介維幾、息男為憲に教へずして、兵乱に及ばしめたるの由」

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デジタル大辞泉 「兵乱」の意味・読み・例文・類語

へい‐らん【兵乱】

戦争で世が乱れること。戦乱。ひょうらん。
[類語]動乱有事戦時非常時乱世事変革命戦争非常いくさたたか戦役せんえきえきへい兵馬へいば兵戈へいか干戈かんか会戦合戦かっせん交戦戦火兵火戦乱戦雲戦塵せんじん戦禍せんか大戦戦闘

ひょう‐らん〔ヒヤウ‐〕【兵乱】

へいらん(兵乱)

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普及版 字通 「兵乱」の読み・字形・画数・意味

【兵乱】へいらん

戦乱。〔左伝、襄八年〕子展曰く、小の大に事(つか)ふる以(ゆゑん)は信なり。小國、信無くんば、兵亂日に至り、ぶること日無からん。

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