共重合体(読み)キョウジュウゴウタイ

デジタル大辞泉 「共重合体」の意味・読み・例文・類語

きょうじゅうごう‐たい〔キヨウヂユウガフ‐〕【共重合体】

2種以上の単量体重合することで得られる重合体単独重合体に対していう。コポリマー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の共重合体の言及

【共重合】より

…高分子化合物を合成するには,その構成単位に相当する低分子化合物の原料(単量体,モノマー)を多数結合させて巨大な分子とするのが一般で,このような反応を重合反応という。この重合反応において,2種類以上のモノマーを同時に重合させることを共重合といい,その生成物を共重合体(コポリマーcopolymer)という。共重合によって生成する高分子の中には,原料のモノマーに由来する構造単位が存在する。…

【高分子】より

…縮合重合と付加重合のほか,重付加,開環重合および付加縮合によっても高分子が生成する。重合
[共重合]
 重合反応をしうる低分子化合物を2種類以上混合し,同時に重合させることを共重合といい,生成物をコポリマーcopolymer(共重合体)という。たとえば付加重合反応において2種のモノマーAとBを共重合させることによって,Aからの構造単位とBからの構造単位が同じ分子に含まれた高分子化合物が生成する。…

【ポリマー】より

…上に例をあげたポリエステルの生成はこれに当たる(縮合重合反応)。エチレンとプロピレンのように2種類あるいはそれ以上のモノマーにもとづく構造単位を分子の中にもつポリマーをコポリマーcopolymer(共重合体)という。これに対して,1種類のモノマーの構造単位のみから成るポリマーをホモポリマーhomopolymer(単独重合体)という。…

※「共重合体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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