六畜(読み)りくちく

精選版 日本国語大辞典 「六畜」の意味・読み・例文・類語

りく‐ちく【六畜】

※造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条緒言「金銀以て装飾と為し、六畜(リクチク)以て服役に供し」

ろく‐ちく【六畜】

〘名〙 馬・牛・羊・犬・豕・鶏の六種家畜。りくちく。
霊異記(810‐824)下「三宝の奴婢及以六畜を撾打つこと得不(じ)」 〔春秋左伝‐僖公一九年〕

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デジタル大辞泉 「六畜」の意味・読み・例文・類語

ろく‐ちく【六畜】

六種の家畜。馬・牛・羊・犬・いのこ・鶏。りくちく。
「三宝の奴婢と―を打つこと得じ」〈霊異記・下〉

りく‐ちく【六畜】

ろくちく(六畜)

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世界大百科事典(旧版)内の六畜の言及

【鶏肉】より

…ニワトリの肉や卵を食用とするために飼育するようになったのは,西欧では中世以降である。中国では周の時代の庖人(ほうじん)がつかさどる六畜(ウマ,ウシ,ヒツジ,ブタ,イヌ,ニワトリ)の中に含まれているので,この時代には食用になっていた。日本へはニワトリは弥生文化期ころに中国から入ってきたと考えられる。…

※「六畜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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