六尺棒(読み)ろくしゃくぼう

精選版 日本国語大辞典 「六尺棒」の意味・読み・例文・類語

ろくしゃく‐ぼう【六尺棒】

〘名〙 長さ六尺の棒。樫(かし)などで作り、罪人を取り押えたり打ちすえたりするのに用いる。
洒落本・水月ものはなし(1758)中「火事草鞋(わらじ)六尺棒(ボウ)何やかや

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デジタル大辞泉 「六尺棒」の意味・読み・例文・類語

ろくしゃく‐ぼう【六尺棒】

かしなどで作った長さ6尺の棒。防犯警備護身用などに用いた。
天秤棒てんびんぼう

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デジタル大辞泉プラス 「六尺棒」の解説

六尺棒

古典落語演目ひとつ。七代目春風亭柳橋が得意とした。オチは考えオチ。主な登場人物は、親子

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世界大百科事典(旧版)内の六尺棒の言及

【棒術】より

…〈鉄撮(かなさい)棒〉といって,筋金入りで鉄のいぼを打ちつけた8尺(約2.42m)のものまであったようである。棒はこのように自然発生的に武器として用いられているうちに,武術として発達し,長さも6尺(約1.82m)を規格として六尺棒といわれた。そのほか規格にとらわれない〈鼻ねじ〉という短棒や,槍の穂先を打ち折られたとき直ちにその柄で戦ったことから〈槍折〉という名称もあった。…

※「六尺棒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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