公定歩合政策(読み)こうていぶあいせいさく

精選版 日本国語大辞典 「公定歩合政策」の意味・読み・例文・類語

こうていぶあい‐せいさく ‥ブあひ‥【公定歩合政策】

〘名〙 金融政策の一手段として、中央銀行公定歩合を変更し、市中金融機関に対する貸出しを調節する政策割引政策、または再割引政策ともいう。

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世界大百科事典(旧版)内の公定歩合政策の言及

【貸出政策】より

…日本銀行の民間金融機関への貸出し(日銀貸出し)に際し,適用される金利(公定歩合)および貸出量を操作する政策をいう。このうち金利操作の政策は,公定歩合政策または金利政策という(広く金利操作の政策一般を金利政策ということもある)。貸出政策は,手形・債券売買操作,支払準備率操作,市中貸出規制(窓口規制)等の政策手段とともに,通貨供給量(マネー・サプライ)や市中金利を操作しようとする金融政策の重要な一政策手段である。…

【金融政策】より

…貸出しを規制する方法には,貸出しの条件である金利等を変更する方法と貸出量を直接規制する方法の二つがある。前者,とくに貸出しの基準となる金利(公定歩合)を変更する政策が公定歩合政策ないし金利政策である。後者には,市中金融機関に対する貸出限度額を金融機関ごとにあらかじめ決めておく貸出限度額規制のほか,道徳説得moral suasionなどがある。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」