八重の遠(読み)ヤエノオチ

デジタル大辞泉 「八重の遠」の意味・読み・例文・類語

八重やえおち

ずっと遠く隔たった所。
「思ふ人心へだてぬかひもなし桜の雲の―かた」〈夫木・一九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「八重の遠」の意味・読み・例文・類語

やえ【八重】 の=遠(おち)[=遠方(おちかた)

ずっと遠いあちらの方。
永久百首(1116)夏「白雲八重のをちなる国人も今日のみあれにあはぬあらじな〈藤原仲実〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android