八所社(読み)はつしよしや

日本歴史地名大系 「八所社」の解説

八所社
はつしよしや

[現在地名]豊山町豊場 木戸

祭神宇麻志麻治命。旧村社。和銅二年(七〇九)創建と伝え、江戸時代には八所大明神と称した。永禄二年(一五五九)織田信長は社領八町六反歩を寄進したが、天正年間(一五七三―九二)豊臣秀吉の時没収され、のち松平忠吉より年々二〇石の修繕料を安堵されたが、慶長年間(一五九六―一六一五)伊奈備前守検地の時、再び取上げとなったので、石黒善九郎・豊島作左衛門が田二反歩を寄付し、永々除地となった(徇行記、西春日井郡誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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