八座(読み)はちざ

精選版 日本国語大辞典 「八座」の意味・読み・例文・類語

はち‐ざ【八座】

〘名〙 (定員が八名であったところから) 「さんぎ(参議)②」の別称
文徳実録‐斉衡三年(856)四月庚寅「恨八座、而遽然頓逝」
海道記(1223頃)逆川より鎌倉羽化を得て天闕に遊にし八座の莚、家門の塵を打払ひ」

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デジタル大辞泉 「八座」の意味・読み・例文・類語

はち‐ざ【八座】

《定員が8名だったところから》参議異称。やくらのつかさ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の八座の言及

【参議】より

…令外官の一つ。三木とも書き,宰相,相公,八座(はちざ),やくらのつかさともいう。参議の呼称は〈朝政に参議する〉に由来する。…

※「八座」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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