八幡古表神社(読み)はちまんこひようじんじや

日本歴史地名大系 「八幡古表神社」の解説

八幡古表神社
はちまんこひようじんじや

[現在地名]吉富町小犬丸

山国やまくに川河口西岸の高浜たかはまに鎮座する。旧県社。主祭神は息長帯比売命・虚空津比売命。社伝によれば欽明天皇六年中津川(現山国川か)辺りに住んでいた玉手翁が広津ひろつ(高浜)海辺弓矢を持った神(息長帯比売命)を拝し、のち神鏡を安置して当地に天下った神を祀り「気長大神宮」と号したのに始まる。天平一六年(七四四)宇佐八幡神託により放生会が始められた際、広津崎より船出して細男伎楽を奉仕した。文治四年(一一八八)焼亡したが、その後再興され八幡古表社と号し、八幡三所の一神となった。もと「おばさま宮」と俗称したともいう(豊前志)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「八幡古表神社」の解説

八幡古表神社

福岡県築上郡吉富町にある神社。旧県社。6世紀の創祀で、のちに焼失した神社を天平年間にを再興したものと伝わる。祭神は息長帯姫尊(おきながたらしひめのみこと)、虚空津比売命(そらつひめのみこと)、住吉大神など。

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事典・日本の観光資源 「八幡古表神社」の解説

八幡古表神社

(福岡県築上郡吉富町)
福岡県文化百選 歴史散歩編指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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