全讃史(読み)ぜんさんし

日本歴史地名大系 「全讃史」の解説

全讃史
ぜんさんし

一二巻 中山城山

成立 文政一一年

原本 松平公益会

解説 中山城山は香川郡東池西村の出で徂徠派の儒学者。藤川東園に古文辞を学び、寛政一一年には招かれて高松城中で講じた。著書は「弁道弁考」「論語徴考」「孟子弁解」「城山見聞録」など多数で、四五部一二五冊に及ぶ。内容は郡郷志・都邑誌・駅亭志・人物志・神祠・仏廟志・古城志・名山志・名川志・陂池志・古冢志・名勝志・物産志から成っている。

活字本 「国訳全讃史」

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報