全瓠・全匏(読み)おうしひさこ

精選版 日本国語大辞典 「全瓠・全匏」の意味・読み・例文・類語

おうし‐ひさこ おふし‥【全瓠・全匏】

〘名〙 割ってない、まるのままのひさご。水に浮くものとして用いられたものか。くちなしひさこ。
書紀(720)仁徳一一年一〇月(前田本訓)「唯し衫子(ころものこ)のみは全(オフシヒサコ)両箇(ふたつら)を取りて、塞(せ)き難き水に臨めり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android