全動労(読み)ぜんどうろう

世界大百科事典(旧版)内の全動労の言及

【国労】より

…1980年以降の国労は,国鉄の膨大な赤字のなかで,〈ヤミ賃金〉〈ブラ勤〉などについての攻撃,新規採用ストップを含めた厳しい合理化攻勢のなかで,苦難の道を歩んでいる。なお国鉄が民営化されJRとなったが,現在は,JRの中に国労のほかにもJR総連,JR連合,全動労,動労千葉が存在している。国労の組合員数2万9000人(1996年6月現在)。…

【JR総連】より

…60年9月総評に加盟。動労の戦闘力が強まると,しだいにイデオロギー的対立が内部に生じ,74年共産党系の全動労(全国鉄動力車労働組合連合会),79年動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合)が分派した。JR総連は国際的には国際運輸労連(ITF)に加盟。…

【政党支持の自由】より

…しかし,札幌地本を中心とした一部組合員は,政党支持の自由を主張して,納入を拒否した。この問題は紛糾して組織問題となり,札幌地本指導部ほかの組合員が除名処分を受けたことをきっかけに,被処分者や政党支持の自由を主張する組合員は,動労から分裂して全動労を結成した。労働組合が社会保障立法を求めたり安保条約廃棄を求めたりする政治活動と,組合員個々人の政党支持の自由とは区別して考えられる必要がある。…

※「全動労」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」