入臥(読み)いりふす

精選版 日本国語大辞典 「入臥」の意味・読み・例文・類語

いり‐ふ・す【入臥】

〘自サ四〙
① 中にはいって臥す。
※宇津保(970‐999頃)蔵開中「かきいだきおろして、いてたてまつり給て、やがてみちゃうの中にいりふし給ぬ」
一つ状態境地にすっかりはいりきる。特に、和歌芸能の道などについていう。
毎月抄(1219)「よくよく心をすまして、その一境に入ふしてこそ稀にもよまるる事は侍れ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android