精選版 日本国語大辞典「入潮」の解説
いり‐しお ‥しほ【入潮】
〘名〙
※新撰六帖(1244頃)六「いりしほのひ潟にきゐるみと鷺をいさりに出づるあまかとや見ん〈藤原知家〉」
② 満ちてくる潮。満潮。みちしお。さししお。
※海道記(1223頃)萱津より矢矧「此浦を遙に過れば、朝には入塩にて魚に非ずは游(およ)ぐべからず」
いる‐しお ‥しほ【入潮】
〘名〙 差し寄せて来る潮。満潮。
※万葉(8C後)一四・三五五三「あぢかまのかけの水門に伊流思保(イルシホ)のこてたずくもが入りて寝まくも」
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