入浸(読み)いりびたる

精選版 日本国語大辞典 「入浸」の意味・読み・例文・類語

いり‐びた・る【入浸】

〘自ラ五(四)〙
水中にずっとつかっている。
② 他の家、場所にずっと居続ける。
浄瑠璃・淀鯉出世滝徳(1709頃)上「しづも昔しは恋を磨き年中くるわに入ひたり、大夫天神に引つり引っ張られ」

いり‐びたり【入浸】

〘名〙 (多く「に」を伴って用いられる) 入りびたること。
※老車夫(1898)〈内田魯庵〉「熊の野郎め増長しやがって碌な銭も取らねェくせに毎日毎日入浸(イリビタ)りだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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