入棺(読み)ジュカン

デジタル大辞泉 「入棺」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐かん〔‐クワン〕【入棺】

[名](スル)にゅうかん(入棺)

にゅう‐かん〔ニフクワン〕【入棺】

[名](スル)遺体を棺に納めること。納棺。じゅかん。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「入棺」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐かん ‥クヮン【入棺】

〘名〙 (「じゅ」は「入」の慣用音) 死骸を棺に納め入れること。にゅうかん。納棺。
浄瑠璃傾城酒呑童子(1718)四「入棺(ジュクヮン)そうれいも、手にかけんと思ふ一筋に」

にゅう‐かん ニフクヮン【入棺】

〘名〙 死体を棺におさめること。にかん。入龕。納棺。
※廬山寺文書‐天祿三年(972)五月三日・天台座主良源遺告「入棺焼所人々中可之」

に‐かん ‥クヮン【入棺】

※栄花(1028‐92頃)峰の月「やがてその夜にくゎんといふ事せさせ給ふに」

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