入揚・入上(読み)いりあげる

精選版 日本国語大辞典 「入揚・入上」の意味・読み・例文・類語

いり‐あ・げる【入揚・入上】

〘他ガ下一〙 =いれあげる(入揚)
歌舞伎彩入御伽草おつま八郎兵衛)(1808)序幕わし一人の妹が、頭の道具衣類まで、入(イ)り揚(ア)げるのも、あのこなたに」

いれ‐あ・げる【入揚・入上】

〘他ガ下一〙 愛人や好きなことのために、多く金銭を消費する。いりあげる。
※浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(1712頃)中「給分〈略〉皆こなたに入あげる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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