入壇(読み)にゅうだん

精選版 日本国語大辞典 「入壇」の意味・読み・例文・類語

にゅう‐だん ニフ‥【入壇】

〘名〙 仏語
真言宗で、伝法授戒のとき、行者が灌頂(かんじょう)壇に登って受法すること。登壇
性霊集‐一〇(1079)故贈僧正勤操大徳影讚序「入壇之後、就同寺三論名匠善議大徳」 〔秘密三昧大教王経‐四〕
受戒のとき、受者が戒壇に登ること。登壇。
吾妻鏡‐文治三年(1187)一〇月一日「于今无沙汰。於御入壇者。去八月廿二日令遂御訖」 〔禅苑清規‐一・受戒〕

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