党人(読み)とうじん

精選版 日本国語大辞典 「党人」の意味・読み・例文・類語

とう‐じん タウ‥【党人】

〘名〙
① なかまの人。なかま。
※寛斎先生遺稿(1821)一・養拙「腰痩初纏博士印、名逃空勒党人碑、投閑笑向妻孥詫、老手工夫持敗棊」 〔後漢書‐党錮伝論〕
政党党派などに属する人。党員。特に官僚出身の党員に対して、もとから政党内で活動してきた者をいうことがある。
政治小説を作るべき好時機(1898)〈内田魯庵〉「渠等は老朽せる藩閥俗吏を追出しつつ同時に頻りに老朽せる党人(タウジン)を登用するにあらずや」

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デジタル大辞泉 「党人」の意味・読み・例文・類語

とう‐じん〔タウ‐〕【党人】

政党に属する人。特に、官僚出身でない、政党生え抜きの人。
[類語]政治家議員代議士選良党員陣笠連

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普及版 字通 「党人」の読み・字形・画数・意味

【党人】とう(たう)じん

仲間徒党の人。宋・欧陽脩〔朋党論〕後の獻の時、盡(ことごと)く天下の名士を取り、之れを囚禁し、目(な)づけて黨人と爲す。

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