免疫療法剤(免疫賦活剤)(読み)メンエキリョウホウザイメンエキフカツザイ

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 の解説

免疫療法剤(免疫賦活剤)

免疫療法剤とは


 免疫療法剤は、ガンの進行や手術放射線療法抗ガン剤などによって低下している患者さんの免疫機能を高めることによって、いろいろなガンの治療法の効果を向上させようとする薬で、免疫賦活剤とも呼ばれます。


 免疫療法剤は、単独で使われるよりも、ほかの化学療法剤との併用によってその効果を発揮することが多いのです。


 免疫療法剤には、細菌製剤(ピシバニール丸山ワクチンなどの注射剤)、植物抽出製剤(クレスチンベスタチンなど)、インターフェロンなどがあり、手術後の再発防止、化学療法剤の副作用の防止、延命などを目的として用いられます。


 そのほか、ガン細胞が免疫にブレーキをかける仕組みを阻害する免疫チェックポイント阻害薬が開発されています。


ウベニメクス製剤

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報