光陰矢の如し（読み）こういんやのごとし

精選版 日本国語大辞典

こういん【光陰】 矢(や)の如(ごと)し

月日の過ぎるのは、飛ぶ矢のように早い。月日のたつのが早いことのたとえ。

※曾我物語（南北朝頃）七「くゎうゐん矢のごとし、かふりょく、はや七歳にぞなりにける」

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

光陰こういん矢やの如ごとし

月日のたつのが早いたとえ。
[類語]白駒はっくの隙げきを過ぐるが如し・駟しの隙げきを過ぐるが如し・歳月流るる如し・歳月人を待たず・時は人を待たず・駒こまの足掻あがき

出典　小学館

ことわざを知る辞典

光陰矢の如し

月日の過ぎていくのは、飛ぶ矢のように早い。歳月のたつのが早いことのたとえ。

[使用例] 私に閑が来ず、光陰矢のごとくにして、私は五十になり、六十になり、戦争になった［斎藤茂吉＊筆｜1949］

〔英語〕Time flies.（時は飛ぶ）

出典　ことわざを知る辞典