光炎・光焔(読み)こうえん

精選版 日本国語大辞典 「光炎・光焔」の意味・読み・例文・類語

こう‐えん クヮウ‥【光炎・光焔】

〘名〙
① 光と炎。光り輝く炎。また、詩・文などに、力強さが感じられることのたとえにもいう。
※六如庵詩鈔‐二編(1797)六・織田士猛篆刻歌「上従公侯士庶、競借光燄吟箋
※横浜新誌(1877)〈川井景一〉夜店「咸な玻璃燈(らんぷ)を点ず、光焔天に漲り、黒烟地を掠め」 〔張衡‐西京賦〕
仏像の光背。火焔光背。〔南史‐夷貊伝上・扶南国
仏語。仏の威力慈悲などを、光明が燃え輝くさまにたとえた語。〔無量寿経‐上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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