光トポグラフィー検査(読み)ヒカリトポグラフィーケンサ

デジタル大辞泉 「光トポグラフィー検査」の意味・読み・例文・類語

ひかりトポグラフィー‐けんさ【光トポグラフィー検査】

近赤外線を利用して脳の働きを観察する検査頭皮の上から近赤外光を照射して大脳皮質活動をとらえるもので、ヘモグロビンが光を吸収する性質を利用して脳の血流量の変化を計測し、画像として表示する。てんかん鬱病の検査などに用いられる。「光トポグラフィ」は日立製作所登録商標

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

人事労務用語辞典 「光トポグラフィー検査」の解説

光トポグラフィー検査

「光トポグラフィー検査」とは、近赤外線を頭部に照射し、跳ね返ってきた光を検出することで脳表面の血流の変化を読み取り、脳の活動状態を可視化数値化する検査法です。うつ病などの精神疾患を客観的に診断するための先端技術のひとつであり、2009年に「光トポグラフィー検査を用いたうつ症状の鑑別診断補助」として、精神医療分野ではじめて先進医療承認を受けました。なお、「光トポグラフィ」(ひかりトポグラフィ)は脳計測分野における日立製作所の登録商標ですが、その利用は一般公開されています。
(2011/10/7掲載)

出典 『日本の人事部』人事労務用語辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android