先見(読み)せんけん

精選版 日本国語大辞典 「先見」の意味・読み・例文・類語

せん‐けん【先見】

〘名〙 物事がおこる以前に見抜くこと。あらかじめ感知すること。将来のことを見通すこと。
十訓抄(1252)六「先見のあやふき事をつげしらせ奉られける事こそ」
明暗(1916)〈夏目漱石〉六五「叔父は何時でも、彼自身の先見(センケン)に対する自信を持ち続けてゐた」 〔漢書‐李尋伝〕

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デジタル大辞泉 「先見」の意味・読み・例文・類語

せん‐けん【先見】

[名](スル)将来どうなるか、あらかじめ見抜くこと。「世界経済動向先見する」
[類語]眼識目利き洞察明察識見見識炯眼けいがん活眼慧眼眼力眼光心眼達眼審美眼目が高い目が利く目が肥える

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普及版 字通 「先見」の読み・字形・画数・意味

【先見】せんけん

さきのことを予見する。〔北斉書、張瓊伝〕(子)忻(きん)~功を以て魏(しやう)す。~瓊(けい)、常に其の太(はなは)だんなるを憂ふ。~而るに忻、豪驗放縱、好協(かな)はず。(つい)で武すると爲る。時、瓊の先見をす。

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