元結扱(読み)もといこき

精選版 日本国語大辞典 「元結扱」の意味・読み・例文・類語

もとい‐こき もとひ‥【元結扱】

〘名〙 「もとゆいこき元結扱)」の変化した語。
※俳諧・句兄弟(1694)中「薹にたちたるからし菜の味 春の日を十里はありく鬠(モトイ)こき〈其角〉」

もとゆい‐こき もとゆひ‥【元結扱】

〘名〙 元結をつくる職人。もといこき。
歌舞伎・名誉仁政録(1852)七幕「元結扱(モトユヒコ)きの市助は、おれが乳母の子だから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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