元明寺(読み)げんみようじ

日本歴史地名大系 「元明寺」の解説

元明寺
げんみようじ

[現在地名]亀岡市旭町 美濃田

山号は幡谷山、高野山真言宗。寺名について「盥魚」(「桑下漫録」所引)は「境内に四十三代元明天皇の御陵有、よつて寺を元明院と号」と記す。

寺伝によれば和銅元年(七〇八)元明天皇の勅願により創建されたという。その後、大破した堂塔を安元元年(一一七五)平重盛が再建し、七堂伽藍が完備して上ノ坊・中ノ坊・下ノ坊・尾崎ノ坊・東ノ坊・池ノ坊などの塔頭子院があったといい(南桑田郡誌)、亀岡地方きっての大寺院であったことがうかがわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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