元受保険(読み)モトウケホケン

デジタル大辞泉 「元受保険」の意味・読み・例文・類語

もとうけ‐ほけん【元受(け)保険】

保険契約において再保険契約がなされているとき、再保険契約に対してその元の保険契約のこと。→再保険

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「元受保険」の意味・わかりやすい解説

元受保険
もとうけほけん

原保険ともいい,再保険に対する概念で,2つの意味に使われる。 (1) original insurance ある特定の保険契約について再保険契約が締結されている場合に,その再保険に対して当初の特定の保険契約を元受保険 (原保険) という。 (2) direct insurance 上記のような関係を離れて,再保険でないすべての保険をさしていう場合がある。

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保険基礎用語集 「元受保険」の解説

元受保険

再保険に対立する用語で、特定の保険契約について再保険契約が締結されているとき、再保険契約に対してその特定の保険契約を元受保険といいます。また再保険以外のすべての保険をさす場合もあります。

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世界大百科事典(旧版)内の元受保険の言及

【再保険】より

…ある保険者が自己の引き受けた保険契約上の責任の一部または全部について,他の保険者に保険を付けること。はじめの保険者を元受保険者または出再保険者といい,後の保険者を再保険者または受再保険者と呼ぶ。たとえば,1億円の建物の火災保険を引き受けた元受保険者は,3000万円を自分で危険負担(保有)し,残りの7000万円を単数または複数の再保険者に再保険する。…

※「元受保険」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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