元値・元直(読み)もとね

精選版 日本国語大辞典 「元値・元直」の意味・読み・例文・類語

もと‐ね【元値・元直】

〘名〙
商品の仕入れ値段。また、生産原価。
狂歌・狂歌之詠草(1654)「人のめぬきうらんとすれどもとねにもまはりかねたる水車哉」
② (形動) 損も得もないこと。以前と同じであること。また、そのさま。もともと。
※雑俳・柳多留拾遺(1801)巻一三上「元直だと小山田太郎討死し」
※滑稽本・狂言田舎操(1811)上「笑はれたら本価(モトネ)だア」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android