優曇華の花待ち得たる心地(読み)うどんげのはなまちえたるここち

精選版 日本国語大辞典 の解説

うどんげ【優曇華】 の=花(はな)[=春(はる)]待(ま)ち得(え)たる心地(ここち)

待望久しい、優曇華の花の咲くときにあった喜び。珍しいことに遭遇することのたとえ、尋ねるかたきにめぐり合った喜びなどにいう。
源氏(1001‐14頃)若紫「うとむけの花まちえたる心ちして深山桜に目こそ移らね、と聞え給へば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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