儀同三司(読み)ギドウサンシ

デジタル大辞泉 「儀同三司」の意味・読み・例文・類語

ぎどう‐さんし【儀同三司】

儀礼格式三司太政大臣左大臣右大臣)と同じである意》准大臣異称
《儀同三司を自称したところから》藤原伊周ふじわらのこれちかの異称。

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精選版 日本国語大辞典 「儀同三司」の意味・読み・例文・類語

ぎどう‐さんし【儀同三司】

[1] 〘名〙 (その儀礼の格式が三司に同じの意。「三司」は、太政大臣、左右大臣の三公) 准大臣の異称。官位が大臣の下、納言の上にあるのでいう。ぎどう
※円照上人行状(1302)「儀同三司良教」
[2] (平安中期に、藤原伊周(これちか)が准大臣に任ぜられて自称したのに始まるところから) 藤原伊周の別称。ぎどう。
本朝麗藻(1010か)上「三月三日侍宴同賦間柳発紅桃製〈以春為韻〉儀同三司」

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