傷持つ足(読み)キズモツアシ

デジタル大辞泉 「傷持つ足」の意味・読み・例文・類語

きずあし

犯罪などの後ろ暗いところがあって、常に不安をいだいていることのたとえ。傷持つすね

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「傷持つ足」の意味・読み・例文・類語

きず【傷】 持(も)つ=足(あし)[=脛(すね)・=身(み)

犯した罪やうしろ暗いことのため、恐ろしく不安で落ち着かないことをたとえていう語。脛(すね)に疵持つ。
※浄瑠璃・義経千本桜(1747)三「苦い爺(てて)親彌左衛門是も疵(キズ)持つ足の裏」
福翁自伝(1899)〈福沢諭吉暗殺心配「疵持(キヅモ)つ身(ミ)と云ふ訳けではないが」

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