備荒(読み)びこう

精選版 日本国語大辞典 「備荒」の意味・読み・例文・類語

び‐こう ‥クヮウ【備荒】

〘名〙 あらかじめ凶作災害に対して準備をしておくこと。「備荒貯蓄
山吹(1944)〈室生犀星〉一「その洪水の備荒が何よりも先に」 〔焦竑‐備荒弭盗議〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「備荒」の意味・読み・例文・類語

び‐こう〔‐クワウ〕【備荒】

前もって凶作や災害に備えておくこと。「備荒貯蓄」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「備荒」の読み・字形・画数・意味

【備荒】びこう(くわう)

凶作にそなえる。〔福恵全書、二十七、荒政、総論〕未だせざるのに備せば、りと雖も其の爲るを知らず。此れ古の王、人事餘を以て、天時の足らざるを補ふなり。

字通「備」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android