傘堂(読み)かさどう

日本歴史地名大系 「傘堂」の解説

傘堂
かさどう

[現在地名]當麻町大字新在家

当麻山口たいまやまぐち神社の北、おお池の東にある傘を広げた形の小堂で、もとは鐘が掛けられ阿弥陀仏が祀られていた。この傘堂に詣でれば四苦の最後の死苦から逃れうる、という信仰がある。傘堂に三度祈願すれば、長い病でも人に世話をかけず、自分も苦しむことなく往生できるとされ、命終わる時は雨が降らず迷惑をかけることもないといわれている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android