傍若無人・旁若無人(読み)ぼうじゃくぶじん

精選版 日本国語大辞典 「傍若無人・旁若無人」の意味・読み・例文・類語

ぼうじゃく‐ぶじん バウ‥【傍若無人・旁若無人】

〘名〙 (形動) (「傍(かたわら)に人無きが若(ごと)し」の意) 人前をはばからず勝手気ままな言動をすること。また、そのさま。傍若。ぼうじゃくむじん。
※中右記‐保安元年(1120)七月二二日「此人容体頗勝人、心性誠叶時、上皇被仰合万事、仍天下之権威傍若無人也」
太平記(14C後)一〇「傍若無人(バウジャクブジン)の振舞せられたるも理り哉」 〔史記‐刺客伝・荊軻

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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