傍聴(読み)ボウチョウ

デジタル大辞泉 「傍聴」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐ちょう〔バウチヤウ〕【傍聴】

[名](スル)会議討論公判などを、許可を受けて、そのかたわらで静かに聞くこと。「議会傍聴する」「傍聴席」
[類語]聴講聴取聴聞試聴聞き取りヒアリングリスニング傾聴する謹聴する聞く

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精選版 日本国語大辞典 「傍聴」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐ちょう バウチャウ【傍聴】

〘名〙
① (━する) 話や演説などを、その傍(かたわら)で聞くこと。ほうてい
柳橋新誌(1874)〈成島柳北〉二「数妓侍坐、傍聴而倦」
② (━する) 特に討論、会議、裁判などを、当事者以外の者が発言権なしに席場内で聞くこと。
朝野新聞‐明治八年(1875)六月二八日「廿日の開議新聞記者の傍聴を許されざりしを以て」

かた‐ぎき【傍聴】

〘名〙 そばで聞くこと。傍聴(ぼうちょう)すること。
人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)三「お梅も八代も、側聴(カタギキ)せし老女(おうな)さへ、その英才明弁を、歎賞するのみ」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「傍聴」の意味・わかりやすい解説

傍聴
ぼうちょう

議会の審議裁判所審理などについて,直接の関係者以外にも第三者がその模様を直接見聞きすること。議会の場合,会議公開の原則に基づき,国民所定の手続により会議を自由に傍聴することができる。ただ,秘密会の場合には傍聴は認められない。 (→公開裁判 )

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世界大百科事典(旧版)内の傍聴の言及

【裁判所】より

公開裁判)。裁判の公開は実際面では,公衆が,訴訟手続の進行と判決の言渡しを傍聴できるということ,および訴訟記録を公衆が閲覧できるということを意味する。したがって裁判を傍聴したい者はとくに裁判所の許可を得たり,料金を払ったりすることなく,自由に傍聴できる。…

※「傍聴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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