精選版 日本国語大辞典 「偽」の意味・読み・例文・類語
ぎ【偽】
〘名〙
※俳諧・本朝文選(1706)三・賦類・招魂賦〈支考〉「偽ある人は、このいつはりなしとよろこぶ」 〔荀子‐性悪〕
② 文と文の対象が意味上正確に対応していないこと。
※哲学階梯(1887)〈今井恒郎訳〉一「若し一断定真なる時は他の断定は偽ならざるべからず」
うつわ・る うつはる【偽】
※書紀(720)允恭四年九月(図書寮本訓)「是自り後、百(氏)姓(かばね)自ら定りて更に詐(ウツハル)人无し」
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