精選版 日本国語大辞典 「健気」の意味・読み・例文・類語
けな‐げ【健気】
[1] 〘形動〙 (「けなりげ」の変化した語か)
① 勇ましいさま。勇健であるさま。
※元祿版古今著聞集(1254)一五「静賢法師のもとに、馬允なにがしとかや、ゆゆしく力つよくけなげなる男ありけり」
② 心がけがしっかりしているさま。殊勝であるさま。
※曾我物語(南北朝頃)一「御けなけにも御自害候物かな。それがしも、おひつきたてまつらんとて、腹十文字にかきやぶり」
③ 健康であるさま。壮健であるさま。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)一「ああけなけな老者かなと云たぞ。十九史畧注には転健貌ぞ。かるくすくやかな老者かなと云心ぞ」
[2] 〘名〙 心がけがしっかりしていること。また、その行為。
※朝倉孝景条々(1471‐81)英林壁書「其身之成見悪候共気なけたらん者には可レ有レ情」
けなげ‐さ
〘名〙
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