停滞(読み)ていたい

精選版 日本国語大辞典 「停滞」の意味・読み・例文・類語

てい‐たい【停滞】

〘名〙 同じところにとどまりとどこおること。物事がはかどらないこと。
台記‐久安四年(1148)九月二二日「上問我朝故事、信西対之、無停滞
太平記(14C後)二「事停滞(テイタイ)して」
山科記憶(1926)〈志賀直哉〉一「その事が自身の停滞した生活気分に何か溌剌とした生気を与へて呉れるだろう」 〔晉書‐虞預伝〕

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デジタル大辞泉 「停滞」の意味・読み・例文・類語

てい‐たい【停滞】

[名](スル)1か所にとどまって動かないこと。物事が順調に進まないこと。「台風が南海上に停滞する」「業務停滞する」
[類語]渋滞難航難渋停頓とどまる踊り場横ばい足踏みとどこおるぐずつく淀むもたつく支える手間取る凝滞結滞沈滞延滞遅滞

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普及版 字通 「停滞」の読み・字形・画数・意味

【停滞】ていたい

滞る。〔晋書、虞預伝〕王塗(途)未だ夷(たひ)らがざるを以て、在停滯し、年を經(へ)、永く播植を失ふ。一夫さざれば、十夫無し。

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