偏光フィルター(読み)ヘンコウフィルター

デジタル大辞泉 「偏光フィルター」の意味・読み・例文・類語

へんこう‐フィルター〔ヘンクワウ‐〕【偏光フィルター】

光を偏光させたり、偏光を検出したりするフィルター

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「偏光フィルター」の意味・読み・例文・類語

へんこう‐フィルター ヘンクヮウ‥【偏光フィルター】

〘名〙 (フィルターはfilter) 光波の振動方向を調整するフィルター。水面ガラス、金属面などの反射を消すときなどに使う。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

百科事典マイペディア 「偏光フィルター」の意味・わかりやすい解説

偏光フィルター【へんこうフィルター】

人造偏光板でつくった写真撮影用フィルター。軸方向に直角に振動する直線偏光を通さない。水面,ガラス面から反射した光,青空からの光は部分偏光になっているので,これらの光を制限または遮断(しゃだん)するのに使われる。
→関連項目3D

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の偏光フィルターの言及

【フィルター】より

…整正フィルターはパンクロフィルムの緑色部分の感度の相対的不足を補正する。偏光フィルターはいわゆるポラロイドの一種で,設定した方位の偏光成分を通し,これと直交する方位の偏光成分を遮断する。水面あるいは窓ガラスを通した写真撮影では,これらの面からの反射光がしばしば妨害となるが,これらの反射光は,一般に特定方向の偏光成分が大きいという性質があり,偏光フィルターの方位を選ぶことにより反射光のみを遮断したり弱めたりすることができる。…

※「偏光フィルター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android