倭文機帯（読み）シズハタオビ

デジタル大辞泉

しずはた‐おび〔しづはた‐〕【倭^＝文機帯】

《上代は「しつはたおび」》倭文で作った綾織りの帯。
「古の―を結び垂れ誰といふ人も君にはまさじ」〈万・二六二八〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

しずはた‐おび しづはた‥【倭文機帯】

〘名〙 (古くは「しつはたおび」) 倭文で仕立てた帯。

※万葉（８Ｃ後）一一・二六二八「いにしへの倭文旗帯(しつはたおび)を結び垂れ誰といふ人も君にはまさじ」

※慶長見聞集（1614）一「賤はた帯はひとへに結ふといへり。賤はた織帯は下人の帯とも記せり」

出典　精選版 日本国語大辞典