倒掛(読み)たおれかかる

精選版 日本国語大辞典 「倒掛」の意味・読み・例文・類語

たおれ‐かか・る たふれ‥【倒掛】

〘自ラ五(四)〙
① たおれてもたれかかる。よりかかる。
※宇津保(970‐999頃)蔵開下「御脇息にたふれかかりて」
② たおれはじめる。よろめく。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二「中心を失って倒れかかる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報