個我(読み)こが

精選版 日本国語大辞典 「個我」の意味・読み・例文・類語

こ‐が【個我】

〘名〙 他のものと区別された個人としての自我
※小説の方法(1948)〈伊藤整〉日本の場合「守るべき個我の権威があり、棄て去ることのできない現世があった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「個我」の意味・読み・例文・類語

こ‐が【個我】

他と区別された個人としての自我。
[類語]自我エゴ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「個我」の読み・字形・画数・意味

【個我】こが

自我。

字通「個」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典内の個我の言及

【汎神論】より

…今世紀に入ってからは,A.N.ホワイトヘッドが汎神論的な性格をもつ形而上学をうち立てた。【竹内 良知】
[インドの汎神論]
 インドでは,古くウパニシャッドの時代から,この世のすべて,つまり個我と物質世界はブラフマンが変化して現れたものであるとの考えが行われてきた。すなわち,最高原理であるブラフマンが,現象の世界に遍在するとされていた。…

※「個我」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

ボソン

ボース統計に従う粒子。ボース粒子ともいう。スピンが整数の素粒子や複合粒子はボソンであり,光子,すべての中間子,および偶数個の核子からなる原子核などがその例である。またフォノンやプラズモンのような準粒子...

ボソンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android