個別資料(読み)こべつしりょう(英語表記)item

翻訳|item

図書館情報学用語辞典 第5版 「個別資料」の解説

個別資料

体現形の単一の例示を表す実体”(『日本目録規則2018年版』用語解説).FRBRおよびIFLA LRMで定められた書誌的実体を表す4つの実体群の一つ.『日本目録規則2018年版』(2018)やRDAにも採用されている.個別資料は,貸出返却の際に用いられるような情報資源の物理的な単位であり,具体化された体現形のうちの手元にある一つのものを指す.例えば,村上春樹の『ノルウェイの森』の文庫本のうち,ある図書館に所蔵された個別の1点1点を個別資料と捉える.2巻組の図鑑のように,複数ユニットから成ることもある.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android