個体淘汰(読み)こたいとうた

世界大百科事典(旧版)内の個体淘汰の言及

【個体】より

…しかし最近では,群淘汰の説明は理論的には困難であり,血縁淘汰,包括適応度というような新しい概念を導入すれば,淘汰は個体に働くと考えたほうがより合理的に説明ができることが強調されている。この考え方,すなわち個体淘汰という考え方に立ったとき,植物の個体性も含めて,個体ないし個体性というものを再検討してみる必要があろう。しかし,この個体淘汰という概念も,たまたま個体としての存在形態をもっている人間が考えついた偏見かもしれない。…

※「個体淘汰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」