デジタル大辞泉 「個人消費」の意味・読み・例文・類語 こじん‐しょうひ〔‐セウヒ〕【個人消費】 個人(家計)が、物やサービスの購入に充てた金額の総計。個人による支出のうち、住宅への投資は別区分として扱われる。個人消費は、最終需要の中でも最も割合が高く、日本ではGDPの55パーセント前後を占めることから、その動向が景気に大きな影響を与える。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「個人消費」の意味・わかりやすい解説 個人消費こじんしょうひpersonal consumption 家計ないし個人は、賃金・財産所得などの所得から租税・社会保険料などを差し引いた可処分所得を、消費と貯蓄に分けて支出する。この個人消費の水準を左右するのは、主として所得水準と保有純資産額(資産-負債)であるが、1985年~1988年の円高→輸入価格下落→実質所得上昇→個人消費増のように、為替相場と物価も影響する。さらに先行き不透明のときには、減税が消費にまわらず、貯蓄されてしまうという要因もある。[一杉哲也][参照項目] | 可処分所得 | 消費 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例