倉前 盛通(読み)クラマエ モリミチ

20世紀日本人名事典 「倉前 盛通」の解説

倉前 盛通
クラマエ モリミチ

昭和・平成期の地政学者 元・亜細亜大学教授。



生年
大正10(1921)年3月4日

没年
平成3(1991)年3月10日

出生地
鹿児島市

本名
倉前 義男(クラマエ ヨシオ)

学歴〔年〕
熊本高等工業学校冶金科(現・熊本大学工学部)〔昭和17年〕卒

経歴
宮崎工業専門学校(現・宮崎大工学部)助教授を経て、昭和35年ソ連に渡りソ連研究を始める。そのレポートや講演が認められ、39年アジア経済研究所に入り、シベリアの地下資源開発の研究を12年。地政学に目覚め、「国家も生きもの、日本の地政学は海軍強化にあり」と説き数々の警告を放つ。亜細亜大学教授を務めた。著書に「アジアの動向」(全4巻)「前頭葉国家論―核とコンピューターの革命」「ソ連の新頭脳集団―クレムリン現代闘争史」「悪の論理―ゲオポリティク(地政学)とは何か」「新・悪の論理」「悪の情報地政学―謀略の世界もう一つの読み」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android