修復・修覆(読み)しゅふく

精選版 日本国語大辞典 「修復・修覆」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐ふく【修復・修覆】

〘名〙 (「しゅ」は「修」の呉音) つくろい直すこと。破損した箇所をつくり直すこと。修理。修繕。しゅうふく。
古今著聞集(1254)四「治安の都督惟憲卿、彼の跡をかなしみて、一伽藍を其の跡に修復して、法花三昧を修す」
読本椿説弓張月(1807‐11)残「金武(きぶ)の奥松に逗留して、堤の修復(シュフク)をいそがし給ふに」

しゅう‐ふく シウ‥【修復・修覆】

〘名〙 (「しゅう」は「修」の漢音) つくろい直すこと。修理して元の形にもどすこと。しゅふく。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二「米国器械英国の製造場に於て、修覆補完するとも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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