信用販売(読み)シンヨウハンバイ(英語表記)credit sale

デジタル大辞泉 「信用販売」の意味・読み・例文・類語

しんよう‐はんばい【信用販売】

買い手に信用を供与し、代金払いを認める販売方法。信販

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「信用販売」の意味・読み・例文・類語

しんよう‐はんばい【信用販売】

〘名〙 代金後払い、商品先渡しでする販売方法。掛売り月賦販売などが、これに当たる。信販。クレジット

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「信用販売」の意味・わかりやすい解説

信用販売
しんようはんばい
credit sale

商品の売り手が買い手に信用を与え、代金後払いで販売すること。現金販売に対置され、商品の引渡しと代金支払いの間に一定の時間的ずれが生じる。種類としては、一般商品取引における掛売り、メーカーや販売店が消費者を対象として行う各種の割賦販売チケット販売クレジットカードによる販売などがある。掛売りは、月末など特定日にまとめて支払う方法であり、慣習的に処理されるため、特定の文書を用いることはなく、金利もつかないのが普通である。割賦販売は、代金を一定期間中に分割して支払う条件で行われる販売であり、支払い時期によって週賦、月賦、年賦などがある。日本では賃金支払い制度との関係で、月賦が圧倒的に多い。チケット販売は、クーポン制ともよばれ、発行会社のチケット(小切手式、切取り式、通帳式、切符式など)を特約店に持参して商品を購入する。購入者は代金を発行会社に割賦で払い込み、販売店は発行会社より一括して代金を受け取る。クレジットカード販売は、チケット販売におけるチケットをカードに置き換えたものとみればよい。近年はクレジットカード販売の普及が目覚ましい。

[森本三男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「信用販売」の意味・わかりやすい解説

信用販売【しんようはんばい】

売買取引の際,売手買手に信用を与え,代金支払を一定期間猶予する販売方法。古くから行われ今日の商取引でも重要な地位を占める掛売(ふつう金利はつかない)のほか,割賦販売,ローンその他による消費者金融形態で行われる。
→関連項目クレジットクレジット・カード

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「信用販売」の意味・わかりやすい解説

信用販売
しんようはんばい
sale on credit

商品やサービスの提供にあたり,売主が買主に対して,その代金のあと払いを認める販売方法のこと。現金販売に対する言葉で,もっぱら小売段階における一般消費者を対象とした場合をいう。その代金の決済方法によって,1回払いの掛売りと,数回から数十回にわたっての分割払いを認める割賦販売との2つがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android